王子な兄(仮)に出会ったら過保護になってめっちゃ構ってきます


ネロリナは、泣き笑いを浮かべながら手を振り返す。

それに尚更、歓声が大きくなる。

(何かお返しをしよう)

ネロリナは手を宙に向け、魔法を発動する。

「あれは…?」

空に花火を打ち上げる。

でも、ただの花火ではない。

散った花火の火花が落ちてくる。
< 400 / 421 >

この作品をシェア

pagetop