王子な兄(仮)に出会ったら過保護になってめっちゃ構ってきます


「えっ、えぇと」

「「「ネロリナ王女殿下、僕(俺)と踊ってください」」」

片膝をついてネロリナを熱く見上げるのはキース、レーウィス、ルシアンの三人だ。

この三人は他の人よりも気持ちが強いためか、さっきまでネロリナを囲んでいた貴族たちが後ずさりしている。


それに苦笑して

「ふふっ、順番にね」

ーーそうして、夜は更けていった。
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