王子な兄(仮)に出会ったら過保護になってめっちゃ構ってきます

~五分休憩~

「やっぱりあんた気に入らないわ。どうして私じゃなくて、あんたなんかが先生に注目されてるのよ」

「…そんなこと言われても」

休憩になった途端にレイチェル達に机の周りを囲まれてしまった。

「ねぇ、あんたそれ本当の髪と瞳なの?魔法で色変えてんじゃないの?」

「確かにレイチェル様の言う通りだわ」

「ただの庶民が黒に近い色なんて持ってるわけないもの」

…変えているのは当たっている。

(なんでそこだけ当てにいくのか)

「ふんっ、絶対に暴いてやるわ。あんたの本性」

そう吐き捨てると、レイチェル達は離れて行った
< 72 / 421 >

この作品をシェア

pagetop