王子な兄(仮)に出会ったら過保護になってめっちゃ構ってきます
~五分休憩~
「やっぱりあんた気に入らないわ。どうして私じゃなくて、あんたなんかが先生に注目されてるのよ」
「…そんなこと言われても」
休憩になった途端にレイチェル達に机の周りを囲まれてしまった。
「ねぇ、あんたそれ本当の髪と瞳なの?魔法で色変えてんじゃないの?」
「確かにレイチェル様の言う通りだわ」
「ただの庶民が黒に近い色なんて持ってるわけないもの」
…変えているのは当たっている。
(なんでそこだけ当てにいくのか)
「ふんっ、絶対に暴いてやるわ。あんたの本性」
そう吐き捨てると、レイチェル達は離れて行った