例え私が消えたとしても俺は君の隣にいると誓う
「優奈の気持ちや変化に気づいてやれなくてごめんな」

「……」

「本当にごめん。それもちゃんと謝りたかったんだけど、他にも伝えようと思っていたことがあって、」



心臓が。

鼓動が早くなる。

緊張感の中に漂う高鳴る気持ち。

海風が私の髪の毛をなびかせる。



「優奈のことが好きだ」

「え……」

「告白しようとずっと思っていた。この旅行中には気持ちを伝えたいって……」



突然の冬弥くんからの告白。

思いがけない言葉。

頭が追い付かない。

私は戸惑いを隠しきれなかった。



「急に言われても困るよな。今までずっと、幼なじみだったし」



……そう。

今までずっと幼なじみだと思っていた。

私の片思いだと思っていた。

だけど、両想いだったってこと……?


信じられない。

信じられないけど……。

冬弥くんは本気の目をしていた。
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