例え私が消えたとしても俺は君の隣にいると誓う
「それに優奈を追いつめていたから。だから、」



返事は今じゃなくてもいい。

そう、冬弥くんは呟いた。



「返事を急がせるつもりはないけど、俺は優奈のことが好きだ」

「っ、」

「小さい頃からずっと、優奈が好き」



冬弥くんの想いが、私の心に流れ込んでくる。


私は……。

冬弥くんのことが好き。

私も小さい頃から冬弥くんのことが好き。

ずっと追いかけてきた。

好きな気持ちは今も変わらない。


だけど。

今の私じゃ、冬弥くんを幸せにできない。

その気持ちが先に出てきてしまう。

冬弥くんの気持ちを、素直に受け止めきれない。



「私と一緒にいても楽しくないよ」

「なんで、」

「だって。もう、一緒にクレープを食べることもできないんだよ……」



気が付けば、私の瞳から涙がこぼれ落ちていた。

言葉にすればするほど切ない感情があふれ出す。
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