例え私が消えたとしても俺は君の隣にいると誓う
夏休みが終わり、2学期が始まった。

だけど、湊くんの姿はない。

担任からは『西園寺は少し休養を取ることになった』と、聞かされた。

湊くんを心配する声が教室から上がる。

うつむく私。

湊くんが倒れたのは私が原因。

私が生きている資格なんてない。

そう思えば思うほど、私は笑顔を失っていった……。



「一緒に弁当食べよう」



お昼休みに冬弥くんからのお誘いを受ける。

今までのなにも知らない私だったら、はしゃいでいただろう。

だけど、今の私は首を横に振ることしかできなかった。



「優奈が責任感じることはねぇよ」

「……」

「あいつなら大丈夫だから」



湊くんが元気になったら嬉しい。

だけど、もし。

元気にならなかったら。

私はどうしたらいいんだろう……。


うつむいたまま動かない私の頭を撫でてくれる冬弥くん。

そんな私たちのもとへやってきたのは加藤さんグループ。
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