例え私が消えたとしても俺は君の隣にいると誓う
退院はしたい。

だけど、食事をとることが怖い。

体重が増えることが怖い。


私は。

どうしたらいいんだろう……。

ぐるぐると考え込んでいると気分が落ち込んでくる。

どうしたらいいんだろう……。


ピロンッ。

携帯が鳴った。

急な機械音に驚く私。


こんな時間に誰だろう……。


現在、午後2時。

冬弥くんたちは授業中だろうし。

お母さん?

いや、お母さんも仕事があるだろうし……。


そう思いながら携帯を見ると、画面には湊くんの名前が表示されていた。
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