例え私が消えたとしても俺は君の隣にいると誓う
「湊、くん……、」



手が震える。

メッセージを開くのが怖い。


だって。

このメッセージの送り主は湊くんと表示されているけれど、これがもし湊くん本人じゃなくて、例えば湊くんのお母さんが代わりにメッセージを送っていたら?


ありえない話ではない。

そう思うと心臓がバクバクする。


あの日。

湊くんのお母さんに言われた言葉がフラッシュバックする。


怖い。

あの言葉を、あの表情を思い出すだけで呼吸が乱れる。


私はそのメッセージを開くことができずにいた。

引き出しに携帯をしまう。

そのまま私は布団の中にもぐりこんだ。
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