例え私が消えたとしても俺は君の隣にいると誓う
「優奈ちゃんから返事くるのを待っていたけど、こなかったから会いに来ちゃった」



言葉が出なかった。

なんと言葉に表現していいのか分からない。

だけど、安堵の感情が生まれたことは確かだった。



「よか、った」

「心配かけてごめんね」



そう言って湊くんが私の頭を撫でた。

されるがままの私。



「ちょっ、優奈に触るなっ」

「相変わらず独占欲丸出しだねー。嫌われちゃうよ?」

「んなことはねぇよ、」



そう言いつつも不安げな目で私を見てくる冬弥くん。

その姿が可愛くて思わず笑みがこぼれる。


大丈夫。

冬弥くんを嫌いになることなんてないんだから。

ずっと好きだもん。



「せ、せっかく揃ったので、私飲み物買ってきますね!」



美波ちゃんが気を使ってくれる。

ありがたいけれど、美波ちゃんひとりで行かせるわけにはいかない。

鞄を持って扉へ向かう美波ちゃん。

私は慌てて美波ちゃんのあとを追う。
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