例え私が消えたとしても俺は君の隣にいると誓う
湊くんに告白されたその日から、彼は時間を見つけては会いにきてくれるようになった。
そのたびに差し入れをしてくれる。
毎回もらっても申し訳ないから。
と、伝えても『僕がやりたいことだから』と言って笑顔を見せてくれる湊くん。
今日も湊くんが面会に来るというメッセージが携帯に入っていた。
午前10時。
先生がいつものように話を聞いてくれる。
「最近、落ち着いているように見えますね」
「そうですか?」
「西園寺くんが面会に来るようになってから、綾瀬さんの表情が明るくなったように感じます」
そっか。
そう見えるのか……。
確かに入院生活をしている私にとっては湊くんの存在は大きかった。
心の支えとなってくれている。
そんな気がした。
でも、そのたびに心が揺れてしまう。
湊くんの気持ちを知ってしまった以上、意識してしまう自分もいる。
その反面、冬弥くんのことも思い出す。
元気にしているだろうか。
ちゃんと授業を受けているだろうか。
学校に行っているだろうか。
……新しい彼女は出来たのだろうか。
そのたびに差し入れをしてくれる。
毎回もらっても申し訳ないから。
と、伝えても『僕がやりたいことだから』と言って笑顔を見せてくれる湊くん。
今日も湊くんが面会に来るというメッセージが携帯に入っていた。
午前10時。
先生がいつものように話を聞いてくれる。
「最近、落ち着いているように見えますね」
「そうですか?」
「西園寺くんが面会に来るようになってから、綾瀬さんの表情が明るくなったように感じます」
そっか。
そう見えるのか……。
確かに入院生活をしている私にとっては湊くんの存在は大きかった。
心の支えとなってくれている。
そんな気がした。
でも、そのたびに心が揺れてしまう。
湊くんの気持ちを知ってしまった以上、意識してしまう自分もいる。
その反面、冬弥くんのことも思い出す。
元気にしているだろうか。
ちゃんと授業を受けているだろうか。
学校に行っているだろうか。
……新しい彼女は出来たのだろうか。