例え私が消えたとしても俺は君の隣にいると誓う
「湊くん、ありがとう。私、3月には学校に戻るよ」

「うん。待っているよ」



湊くんは私の頭を優しく撫でてから病室を出ていった。


みんな、ありがとう……。

湊くんを見送ってから私は再び手紙を手に取った。

もう一度、美波ちゃんからの手紙を読みたい。

便箋につづられた文章を読めば、再び涙がこぼれ落ちる。

だけど、それはやっぱり、温かい涙だった。



「あれ……。もう1枚手紙が入ってる……?」



先ほどは気が付かなかったけれど、便箋は2枚重なっていた。

手紙の続き、かな……?


私は1枚目の便箋をめくり、2枚目の便箋を読む。
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