例え私が消えたとしても俺は君の隣にいると誓う
「まあ……。優奈と付き合ったこと、湊には俺から報告したから」

「本当、冬弥も嫌な奴だよね。振られたばかりの僕に報告してくるんだから」

「それは……」

「嘘だよ。教えてくれた方が嬉しいし。それに、僕は優奈ちゃんを諦めてはいないから」

「えっ」



湊くんも腰を下ろした。

4人で円を書くように座る。

湊くんの言葉には動揺を隠せないけれど、またこうして4人で笑い合えることは嬉しい。



「優奈は渡さないからな」

「はいはい。惚気は聞き飽きたよ」

「――っ、」

「それより、放課後クレープ食べに行くんでしょ?」



湊くんの言葉に美波ちゃんが頷く。



「みんなで、食べに行きましょう!」
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