例え私が消えたとしても俺は君の隣にいると誓う

幸せを手にした女の子。

私は今、掃除機をかけている。

冬弥くんと私の家。

5年前、私は冬弥くんと結婚した。

冬弥くんと結婚した私は今、幸せに暮らしている。

精神科医として働いている冬弥くん。

私は看護師となったが、今はお腹に子供もいるため産休をもらっている。


今日はつわりも酷くはないため、家の掃除をしていた。

冬弥くんの部屋を掃除していると、机の上に古びた手帳のようなものを見つけた。



「なんだろう……?」



私は見てはいけない、と思いながらもその手帳を手に取る。


ページをめくると、冬弥くんのきれいな字が目に入った。

それは高校生時代に書かれた日記だった。
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