例え私が消えたとしても俺は君の隣にいると誓う
10月18日

優菜が退院する。

嬉しい。

早く優奈を抱きしめたい。

優奈の笑顔を見たい。

今すぐに優奈のところへ行きたい。



10月21日

優奈に別れを告げられた。

なんで。

俺のなにが悪かった?

……優奈を守りきれなかったからだ。

俺は一生懸命、優奈に想いを伝えていたけれど、それももう意味がなくなった。



10月23日

再び優奈が入院した。

どこにこの感情をぶつけたらいいのだろうか。

分からない。

優奈に会いに行きたいけど、彼氏でもない俺に会う資格はない。

ごめん。

優奈の辛さを理解できなくてごめん。

俺が優奈の辛さを、代われるものなら代わってあげたいよ。
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