例え私が消えたとしても俺は君の隣にいると誓う
「いいんじゃない? 明日練習出来たら、緊張も少しは解けるだろうし」



冬弥くんが頷いた。

続いて湊くんも。



「衣装係としても、本番前のチェックはしたいから賛成」

「わ、私も! 素敵な考えだと思う……っ!」



冬弥くん。

湊くん。

私。


その声に続いて、他のクラスメイトからも賛同の声が上がる。

クラスの空気が温かくなってきたことを感じる。

美波ちゃんも同じことを感じたのか、目には涙を浮かべていた。



「……どうするんだ、委員長」



残すは委員長。
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