短編集
友人に助けを求めて目配せするが、
あっ、駄目だニヤニヤしてる。
助けは期待できなさそうだ。
くそっ、いつか覚えてろ。
心の中で友人に悪態をついた瞬間
「あの、」
「はっ、はい!」
彼から声が掛かる。
「あの、さっきの話僕聞いちゃったんですけど」
「なっ、なんのこと?」
無理、今その話題出さないで!恥ずかしさで死にそうなんだから。
「…… 先輩は普通に告白したら僕とお付き合いしてくれるんですか?」
ちょっ、直球だなー。