短編集
「そうそう入学式のその日に」
「「一目惚れです。一緒の墓に入って下さい」」
はもった声に友人がまた笑い始める。
「聞いた瞬間私ヤバかったもん!笑い堪えるの必死で」
「私もヤバかったよ。結婚超えてきたかー、って」
「はー面白っ」
「それが一回だけとかならまだ良かったんだけど」
「いや、良くはないんだけど」
「その後も何回もそんな告白連発してくるんだよね。いや~、面白いったらないね」
「私は面白くない」