短編集



趣味は?





血液型は?誕生日は?





そんな疑問の中で俺は最も知りたいことがあった。




それは、






好きな“タイプ”はなんですか!






いや、まぁ好きな人が居る者ならこの情報を知りたいのは当然ではなかろうか。





それが知りたくてでも知れなくてそんな悶々とした日が続いたある日、





俺はとうとう彼女の好きなタイプに気が付く。



彼女が国語の授業をなんとなく好きなのは分かっていたが、その理由はよく知らなかった。



だけどある日気付いた。




彼女は“文字”が好きなのだと。



最初はその恋した目は国語の先生のほうに向いてるのかと思ったが、


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