アイドルと私。
支度が終わり、良くんの迎えで会場に向かう。
「なんか紗莉ちゃんいつもと違う。今日一段と可愛い。あ、これ変な意味無くて純粋に思った。」
車に乗り込んでしばらくしたら、唐突に良くんがこんなことを言い出す。
「分かるよその気持ち。今日先輩はいつもと違う感じあるよね。可愛い。」
優衣までも良くんに便乗してそんな事を言い出す。
「ありがとう。あれかな?優衣に髪型やってもらったからかな?」
ヘアメイクが完成した後、いい加減しつこい!って言ったほど優衣には褒めに褒められた。可愛いの連呼が止まらなかった。
「先輩、今日は一段と可愛いですよ。まーも絶対喜んでくれますよ!」
ありがとうと言って、ふと外を見るために窓に目線を向けると、そこには私だけど私じゃない自分が映ってて、思わずうっとりしてしまう。白いワンピースに、私の大好きなブランドのアイシャドウ。パール感が繊細で、上品に見せてくれる。それにツヤ感が凄いハイライトに、綺麗な発色を見せるチーク、魅力的な唇を作ってくれるリップ。とにかくお気に入りコスメでメイクをし、優衣にヘアセットをしてもらい、最後の仕上げとしてシルバーの蝶々のピンを付けてもらって、今まで見た事ない私がそこには居た。
「なんか紗莉ちゃんいつもと違う。今日一段と可愛い。あ、これ変な意味無くて純粋に思った。」
車に乗り込んでしばらくしたら、唐突に良くんがこんなことを言い出す。
「分かるよその気持ち。今日先輩はいつもと違う感じあるよね。可愛い。」
優衣までも良くんに便乗してそんな事を言い出す。
「ありがとう。あれかな?優衣に髪型やってもらったからかな?」
ヘアメイクが完成した後、いい加減しつこい!って言ったほど優衣には褒めに褒められた。可愛いの連呼が止まらなかった。
「先輩、今日は一段と可愛いですよ。まーも絶対喜んでくれますよ!」
ありがとうと言って、ふと外を見るために窓に目線を向けると、そこには私だけど私じゃない自分が映ってて、思わずうっとりしてしまう。白いワンピースに、私の大好きなブランドのアイシャドウ。パール感が繊細で、上品に見せてくれる。それにツヤ感が凄いハイライトに、綺麗な発色を見せるチーク、魅力的な唇を作ってくれるリップ。とにかくお気に入りコスメでメイクをし、優衣にヘアセットをしてもらい、最後の仕上げとしてシルバーの蝶々のピンを付けてもらって、今まで見た事ない私がそこには居た。