アイドルと私。
「きゃー!!!」
ステージに立って、ライトアップされると溢れんばかりの黄色い歓声。ちょっとこの瞬間ビクってすると同時に、安堵する。いくらチケットが売れたと言っても、この日この時間に本当に会場には人が居るのか、席は埋まってるのか、いつまで経っても不安な気持ちはある。けど、俺らがライトアップされたと同時に、黄色い歓声が聞こえると、あ、ちゃんと皆来てる。良かったって思うんだ。どうやらこの気持ちは直樹と一緒みたいで、1歩踏み出す前に、いつも目が合ってお互いニコって笑い合う。「今日も皆来てくれて良かったね。」という気持ちで。
ステージを歩きながら前を進むと、あ、あの子前の会場にも居たな。ん?あの子は初めて見る顔だな。なんて思いながら進んでいく。皆が俺らの事を見てくれてる分、俺も皆の事を見ていく。皆この時間をわざわざ買って来てくれたんだから。3時間強の為に、わざわざ色んな所から来てくれたんだから。だからこの時間は全力で楽しんでもらいたい。俺が前を通る度、手を振ったり、団扇を振ってくれる子には全力で答えていきたい。
ステージに立って、ライトアップされると溢れんばかりの黄色い歓声。ちょっとこの瞬間ビクってすると同時に、安堵する。いくらチケットが売れたと言っても、この日この時間に本当に会場には人が居るのか、席は埋まってるのか、いつまで経っても不安な気持ちはある。けど、俺らがライトアップされたと同時に、黄色い歓声が聞こえると、あ、ちゃんと皆来てる。良かったって思うんだ。どうやらこの気持ちは直樹と一緒みたいで、1歩踏み出す前に、いつも目が合ってお互いニコって笑い合う。「今日も皆来てくれて良かったね。」という気持ちで。
ステージを歩きながら前を進むと、あ、あの子前の会場にも居たな。ん?あの子は初めて見る顔だな。なんて思いながら進んでいく。皆が俺らの事を見てくれてる分、俺も皆の事を見ていく。皆この時間をわざわざ買って来てくれたんだから。3時間強の為に、わざわざ色んな所から来てくれたんだから。だからこの時間は全力で楽しんでもらいたい。俺が前を通る度、手を振ったり、団扇を振ってくれる子には全力で答えていきたい。