アイドルと私。

「お仕事はいつ休み？その時にさ、今後の事話し合えたらいいかなって思うけど。」

スケジュール帳を確認すると

「明日休みだけど、急すぎるよね…えっと、4日後なら大丈夫かな？」

「ん？明日休みなの！？俺明日は16時から仕事だから、もし予定ないなら会えないかな？」

「大丈夫なら私は大丈夫だけど…」

「じゃあ明日会おう！紗莉ちゃん家行ってもいい？俺ん家だと散らかっててさ…」

「あ、うん、大丈夫！後で住所送っとくね！」

「よし、じゃあ明日！休憩ももう終わるから、仕事終わったらLINE入れとくね！」

そう言って切れた電話。スマホを持つ手をしばらく見つめる。どーしよ…急とはいえ明日雅人くんに会うことになっちゃった…それに私の家に来るなんて！ドキドキワクワク。まだ会えてもいないのに、胸が凄い高鳴る。私の家に雅人くんが来るなんて信じられない。あ、こうしちゃいられない。掃除をしなくちゃ。それにスキンケアを頑張らなくちゃ。いつものスキンケアにボディスクラブ、贅沢に高いパックもしちゃお。トリートメントで髪質を整えて、ボディクリームも高い方使っちゃお。