アイドルと私。
「ちょっとなに!?ビックリする!」

「いや…サラッと言われちゃうので、私の方がビックリしました!どんな感じの方です?」

〜♪

「あ、ちょっとごめんね!電話出てきていい?」

「その慌てよう彼氏ですか?どうぞ出てきてください〜私は焼いときます!」

めちゃくちゃ笑顔で言われ、これは後で追求されるなーって思いつつリビングを後にし、

「はい、もしもし。」

電話に出ると

「あのさ、夜にさ家帰ってないとか心配するから!出掛けるなとは言わないけど、どこどこ行ってくるってちゃんと言って!LINE返ってこないと思って、GPS見たら俺の知らない家に居る事になるしさ!」

と凄い勢いで怒られた。

「ご…ごめんなさい…」

言ってることは最もだから、謝る事しか出来ずにいると

「門限11時ね!俺と一緒の時はいいけど、それ以外夜出掛ける時は門限11時!だから今日も11時までに帰ってね!俺仕事戻るから!」

「えっ…ちょっと待って!」

と言っても向こうからはツーツーと、電話が切れた音しか聞こえない。
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