スイーツは甘いだけじゃない
そう言い渉が取り出したのは、ガラスの瓶に入ったブランデーである。両親はお酒を飲まないため、初めて目にするお酒の存在に美緒は目を輝かせた。
「渉くん、これ何?」
「これはブランデーって言って、一言で言えばお酒だね」
「お父さんたち、お酒飲まないよ?」
「舌触りがしっかりして、癖になる味が楽しめるんだよ。僕たちは食べちゃダメだけどね」
そう言いながら、渉はブランデーの蓋を開ける。お酒の独特な匂いに美緒は目を丸くしながら、注がれていく茶色の液体を見る。
「渉くん、ブランデーっておいしい?」
「お酒は二十歳になってからだよ」
ちょっとだけ、と美緒が頼んでもいつもは甘い渉は絶対に飲ませてはくれなかった。その後、二人はブランデーケーキを完成させ、美緒は出来上がったケーキをタッパーに入れて家まで持って帰ることにした。
「お父さんたち、喜んでくれるといいな」
「大丈夫、おいしくできたらきっと喜んでくれるよ」
「渉くん、これ何?」
「これはブランデーって言って、一言で言えばお酒だね」
「お父さんたち、お酒飲まないよ?」
「舌触りがしっかりして、癖になる味が楽しめるんだよ。僕たちは食べちゃダメだけどね」
そう言いながら、渉はブランデーの蓋を開ける。お酒の独特な匂いに美緒は目を丸くしながら、注がれていく茶色の液体を見る。
「渉くん、ブランデーっておいしい?」
「お酒は二十歳になってからだよ」
ちょっとだけ、と美緒が頼んでもいつもは甘い渉は絶対に飲ませてはくれなかった。その後、二人はブランデーケーキを完成させ、美緒は出来上がったケーキをタッパーに入れて家まで持って帰ることにした。
「お父さんたち、喜んでくれるといいな」
「大丈夫、おいしくできたらきっと喜んでくれるよ」