旦那様は征服者~孔明編~
伊丹の運転する車の中━━━━━━━
「あ、孔明様。お伝えしておきたいことが……」
「ん?」
後部座席に並んで座り、牡丹にキス責めをしている孔明が視線だけ牡丹に向けた。
「彩名にお願い事をされました。
あ、でも!孔明様を怒らせるようなことではなく、今日私と会ってるってことにしててほしいって事なんですが……」
夜中に話した電話の内容を話す、牡丹。
「ん。わかった」
「まぁ、でも連絡きても私は出れないので、証明しようがないですよね…おそらく、彩名のご両親から連絡くること自体ないと思いますが……」
「だろうな。
そんなことより、もう報告は済んだんだからここから俺以外の事柄は全て消し去れ」
孔明は、牡丹のこめかみ辺りにキスをしながら言った。
目当てのパンケーキの店に着き、店内に入る。
孔明の言葉通り、女性店員しかいない。
「いらっしゃいませ。お好きな席にどうぞ?」
「牡丹、どうする?」
「窓際がいいです」
「ん」
窓際の席に座る。
「楽しみですね!パンケーキ」
「あぁ」
「ここのパンケーキ、甘さ控えめだから孔明様も食べやすいと思いますよ」
「あぁ」
「ふわふわなんですって!」
「そうみたいだな」
「………」
「………」
「……あの、孔明様?」
「ん?」
「やっぱ、帰りますか?」
「は?」
「なんか、そっけないから…嫌なのかなって……」
「お前と一緒にいれれば、嫌なことは何一つない」
「じゃあ、良かった…」
「ただ…」
「え━━━━?」
グッと、孔明の顔が近づく。
「牡丹の頭の中を、俺だけにするにはどうしたらいいかなと考えてた。
だってお前は今、パンケーキのことしか考えてないだろ?」
「え?」
(も、もしかして…孔明様、パンケーキに嫉妬してんの?)
「ねぇ……今から俺のことだけ考えて?」
口唇が重なる。
だんだん深くなって、息苦しくなって酸欠状態になる。
「こ…めい…さ、ま…んぁ……」
牡丹は必死に孔明のジャケットを握りしめる。
「ん…もっと呼べよ…俺の名前……」
「こ…めい…さ…」
「もっと…」
「孔明…さ…まぁ…」
「牡丹…牡丹……」
「孔明…さ…好き……」
孔明に口唇を貪られながら、必死にキスに答える牡丹だった。
「あ、孔明様。お伝えしておきたいことが……」
「ん?」
後部座席に並んで座り、牡丹にキス責めをしている孔明が視線だけ牡丹に向けた。
「彩名にお願い事をされました。
あ、でも!孔明様を怒らせるようなことではなく、今日私と会ってるってことにしててほしいって事なんですが……」
夜中に話した電話の内容を話す、牡丹。
「ん。わかった」
「まぁ、でも連絡きても私は出れないので、証明しようがないですよね…おそらく、彩名のご両親から連絡くること自体ないと思いますが……」
「だろうな。
そんなことより、もう報告は済んだんだからここから俺以外の事柄は全て消し去れ」
孔明は、牡丹のこめかみ辺りにキスをしながら言った。
目当てのパンケーキの店に着き、店内に入る。
孔明の言葉通り、女性店員しかいない。
「いらっしゃいませ。お好きな席にどうぞ?」
「牡丹、どうする?」
「窓際がいいです」
「ん」
窓際の席に座る。
「楽しみですね!パンケーキ」
「あぁ」
「ここのパンケーキ、甘さ控えめだから孔明様も食べやすいと思いますよ」
「あぁ」
「ふわふわなんですって!」
「そうみたいだな」
「………」
「………」
「……あの、孔明様?」
「ん?」
「やっぱ、帰りますか?」
「は?」
「なんか、そっけないから…嫌なのかなって……」
「お前と一緒にいれれば、嫌なことは何一つない」
「じゃあ、良かった…」
「ただ…」
「え━━━━?」
グッと、孔明の顔が近づく。
「牡丹の頭の中を、俺だけにするにはどうしたらいいかなと考えてた。
だってお前は今、パンケーキのことしか考えてないだろ?」
「え?」
(も、もしかして…孔明様、パンケーキに嫉妬してんの?)
「ねぇ……今から俺のことだけ考えて?」
口唇が重なる。
だんだん深くなって、息苦しくなって酸欠状態になる。
「こ…めい…さ、ま…んぁ……」
牡丹は必死に孔明のジャケットを握りしめる。
「ん…もっと呼べよ…俺の名前……」
「こ…めい…さ…」
「もっと…」
「孔明…さ…まぁ…」
「牡丹…牡丹……」
「孔明…さ…好き……」
孔明に口唇を貪られながら、必死にキスに答える牡丹だった。