クールな歌手の揺るぎない思い〜この歌が君に届きますように〜
「そういえば、泉が小春のご飯が食べたいって煩く言ってくる。
仕方ないから近々呼んでやるか?」
2人で片付けをしながら修哉さんが聞いてくる。

「はい。ぜひ私からもお願いします。
お礼をしたいので、ついでに剣持さんにもちゃんとお礼をしたいです。」

「剣持はいいだろ。
アイツ居ると面倒臭い。2人が揃うと暑苦しいだろ。…男ばっかになるし。」
男性恐怖症の事心配して言ってくれてるのかな?

「修哉さんが居てくれるから、大丈夫です。」
にっこり笑う。

「小春の友達でも呼べば?
少しは圧が軽くなるだろ。」

そっか、美容院を辞める時にいろいろ助けてくれたかなちゃん呼ぼうかな?
もう、大丈夫だよって教えてあげたい。

「退職した時に力になってくれた友人が居るんです。その子呼んでもいいですか?」

「もちろん。いいよ。
ここはもう小春の家でもあるんだから、好きに友達呼んでくれていい。」

「えっ⁉︎」

「はぁ⁉︎

もしかしてほとぼり覚めたら、あのアパートに戻ろうと思ってた?
ダメだよ。帰らせないから、どうしてもって言うなら俺も付いてくから。」
有無を言わさない目で見てくる。
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