クールな歌手の揺るぎない思い〜この歌が君に届きますように〜
「大丈夫ですよ。
小春ちゃんの天使オーラで社長の毒牙も消えちゃいますから。
ついでに言うと、あなたの毒牙も小春ちゃんが居ると薄れてますから。」
ニヤニヤ笑いながら言う。
「あの人と一緒にするな。」
毒牙って何?と小春は首を傾げながら2人のやり取りを聞いていた。
「打ち合わせあるなら今やって、食いながら聞く。」
「2人の時間を邪魔しちゃいけないと思って待ってたんですけど。」
「それなら、早く終わらせて帰って。
小春もちゃんと休ませたいから。」
「あー、分かりました。
すいません。小春ちゃんちょっと修哉借ります。」
「私の事は気にせずどうぞ、どうぞ。」
私こそお邪魔じゃないのかなぁと思いながら修哉さんの顔を見る。
「小春はゆっくり食べてて。」
「はい。」と小さく頷いてうどんをすする。
「では、まずCDのジャケットですがどれにしますか?」
剣持が4種類の写真を修哉さんに見せて聞く。
「1と3は無し。2と4だったらどっちがいい?」
急に修哉さんから話を振られてびっくりする。
「えっ!!私が選ぶんですか⁉︎」
「こういうのは、先入観がない人が決める方がいい。」
2番と4番の写真を見せてくる。
海辺でピアノを弾く修哉さんのシルエットが映る写真と、海の中に沈むピアノの写真を並べる。
「わ、私が決めるんですか?」
「小春だったらどっちが好き?」
う〜ん。小春は腕を組み悩む。
「どっちも全然違うんですね。同じコンセプトで作成しているんですか?」
「デザイナーが違うだけでコンセプトは夏の海と音楽です。」
なるほどと思う。
「私は海の中でピアノを弾いてるのがいいと思います。」
どっちも捨てがたいと思って2つを一つにしてみる。
「なるほど、さすが小春。
これ、2つを1つにまとめてみて。」
「えっ!!そんな簡単に出来るんですか?」
「大丈夫です。CGで簡単にアレンジ出来ると思います。」
「えっ、私が決めちゃったのでいいんですか⁉︎」
私みたい素人が決めちゃっていいの?心配になる。
「俺が良ければそれで決定だから。」
剣持さんの方を見ると既にメールを送っているようでタブレットを操作している。
「この調子でどんどん決めて行きましょう。」
剣持さんもノリノリで私を交えての打ち合わせを、とんとん拍子で終わらせてしまった。
「ありがとうございました。
これで全てオッケーです。早く決まってよかった。ではお邪魔しました。」
頭を下げて颯爽と部屋を出て行った。
小春ちゃんの天使オーラで社長の毒牙も消えちゃいますから。
ついでに言うと、あなたの毒牙も小春ちゃんが居ると薄れてますから。」
ニヤニヤ笑いながら言う。
「あの人と一緒にするな。」
毒牙って何?と小春は首を傾げながら2人のやり取りを聞いていた。
「打ち合わせあるなら今やって、食いながら聞く。」
「2人の時間を邪魔しちゃいけないと思って待ってたんですけど。」
「それなら、早く終わらせて帰って。
小春もちゃんと休ませたいから。」
「あー、分かりました。
すいません。小春ちゃんちょっと修哉借ります。」
「私の事は気にせずどうぞ、どうぞ。」
私こそお邪魔じゃないのかなぁと思いながら修哉さんの顔を見る。
「小春はゆっくり食べてて。」
「はい。」と小さく頷いてうどんをすする。
「では、まずCDのジャケットですがどれにしますか?」
剣持が4種類の写真を修哉さんに見せて聞く。
「1と3は無し。2と4だったらどっちがいい?」
急に修哉さんから話を振られてびっくりする。
「えっ!!私が選ぶんですか⁉︎」
「こういうのは、先入観がない人が決める方がいい。」
2番と4番の写真を見せてくる。
海辺でピアノを弾く修哉さんのシルエットが映る写真と、海の中に沈むピアノの写真を並べる。
「わ、私が決めるんですか?」
「小春だったらどっちが好き?」
う〜ん。小春は腕を組み悩む。
「どっちも全然違うんですね。同じコンセプトで作成しているんですか?」
「デザイナーが違うだけでコンセプトは夏の海と音楽です。」
なるほどと思う。
「私は海の中でピアノを弾いてるのがいいと思います。」
どっちも捨てがたいと思って2つを一つにしてみる。
「なるほど、さすが小春。
これ、2つを1つにまとめてみて。」
「えっ!!そんな簡単に出来るんですか?」
「大丈夫です。CGで簡単にアレンジ出来ると思います。」
「えっ、私が決めちゃったのでいいんですか⁉︎」
私みたい素人が決めちゃっていいの?心配になる。
「俺が良ければそれで決定だから。」
剣持さんの方を見ると既にメールを送っているようでタブレットを操作している。
「この調子でどんどん決めて行きましょう。」
剣持さんもノリノリで私を交えての打ち合わせを、とんとん拍子で終わらせてしまった。
「ありがとうございました。
これで全てオッケーです。早く決まってよかった。ではお邪魔しました。」
頭を下げて颯爽と部屋を出て行った。