クールな歌手の揺るぎない思い〜この歌が君に届きますように〜
「えっと。
私とかの素人の意見で大丈夫だったんですか?」
心配になって修哉さんにもう一度聞く。

「小春の目線が1番澄んでて良く見えてるから、大丈夫だ。」

「さぁ。早く横になって、休んだ方がいい。」
そう言って修哉さんがリクライニングベッドを動かして横にする。

「はい。ちょっと休みます。」
お布団を首元までかけて、手を握ってくれる。
さっきはなかなか寝れなかったのにスーッと眠りに落ちていく。

「おやすみ、小春。」
夢の中で修哉の声を聞いた気がした。
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