クールな歌手の揺るぎない思い〜この歌が君に届きますように〜
その男が今、目の前に居る。
直感だが、こいつがセクハラ店長だと思う。
どうするか、一瞬迷う。
あいにく、小春の部屋のポストには名前を消させて置いたから場所の特定はされないだろうが、もう間近に迫っている事に焦りを感じる。
コイツが小春を…と思うと、怒りに震えてる。
修哉は車から降りて男の元に向かう。
「何かこのアパートに用ですか?」
低いそれでも落ち着いた声で話しかけた。
瞬間、男はこちらも見ずに走り出した!
「おい!」
後を追いたい衝動に駆られたが押し止まる。
ポストをみる。
白い封筒が一枚入っていた。
既に部屋まで知られているのか、
はぁ。ため息がでる。
これは小春に伝えるべきだろうか。中身は何が書かれているんだ。脅すような文章なら見せて訳にはいかないが、
車に戻るまでの間思案する。内容が分からないと結局渡すに渡せないと、車の中で中を確認する事にした。
(櫻井 小春様
あなたの事が好きです。
どうか僕から逃げないで)
ただシンプルにこれだけが書かれていた。
はっ。と気づく。
コイツと俺は同じなんだと、
ただコイツは手段を間違えただけで、
俺はただ先輩だから、受け入れてもらえたにすぎない。
しかもまだ、なんの返事すら貰えてないんだから、と落胆する。
しかも10年もの間忘れられなかった俺の方がよっぽどタチが悪いがもしれない。
敵とみなして俺が勝手に排除する事は間違っているのか。
ぐるぐると考えが頭を巡っている。
(そろそろ、出てもいいですか?)
小春からのメールで我に返る。
(出てきていいよ。)と小春にメールする。
直感だが、こいつがセクハラ店長だと思う。
どうするか、一瞬迷う。
あいにく、小春の部屋のポストには名前を消させて置いたから場所の特定はされないだろうが、もう間近に迫っている事に焦りを感じる。
コイツが小春を…と思うと、怒りに震えてる。
修哉は車から降りて男の元に向かう。
「何かこのアパートに用ですか?」
低いそれでも落ち着いた声で話しかけた。
瞬間、男はこちらも見ずに走り出した!
「おい!」
後を追いたい衝動に駆られたが押し止まる。
ポストをみる。
白い封筒が一枚入っていた。
既に部屋まで知られているのか、
はぁ。ため息がでる。
これは小春に伝えるべきだろうか。中身は何が書かれているんだ。脅すような文章なら見せて訳にはいかないが、
車に戻るまでの間思案する。内容が分からないと結局渡すに渡せないと、車の中で中を確認する事にした。
(櫻井 小春様
あなたの事が好きです。
どうか僕から逃げないで)
ただシンプルにこれだけが書かれていた。
はっ。と気づく。
コイツと俺は同じなんだと、
ただコイツは手段を間違えただけで、
俺はただ先輩だから、受け入れてもらえたにすぎない。
しかもまだ、なんの返事すら貰えてないんだから、と落胆する。
しかも10年もの間忘れられなかった俺の方がよっぽどタチが悪いがもしれない。
敵とみなして俺が勝手に排除する事は間違っているのか。
ぐるぐると考えが頭を巡っている。
(そろそろ、出てもいいですか?)
小春からのメールで我に返る。
(出てきていいよ。)と小春にメールする。