クールな歌手の揺るぎない思い〜この歌が君に届きますように〜
お店を出る頃には雨が本降りになっていて、
修哉さんが車をお店の前まで運んでくれる。
店前で待っていると、
「ステキな彼氏さんですね。」
会計をしてくれた定員さんが声をかけてきた。
なんで応えていい変わらず、笑って頷く。
「何度かお店に来られていたので覚えていたんですけど、
男の人といつも一緒で近寄り難いオーラがあったんですけど、
あんな優しそうな顔初めて見ました。」
びっくりして、店員さんの顔を見る。
ここにも修哉さんファンが居たのね。
カッコいいし今だってモテてるんだろうなぁ。
「すごく優しい人なんです。」
なんて言うべきか迷って、それだけ言うと、「ご馳走様でした」と頭を下げた。
修哉さんは律儀に傘をさして降りて来て、助手席まで濡れないように誘導してくれる。
「濡れなかった?」
車に乗り込んで聞いてくる。
「大丈夫です。修哉さんの方が濡れてる。」
苦笑いしながらハンカチで頭と肩を拭いてあげる。
「俺は別に丈夫に出来てるからちょっとぐらい濡れても平気だ。」
優しく笑いながら言う。
「私だって大丈夫ですよ。」
「小春は濡れると、溶けて無くなりそうだ」
真面目な顔で言う。
「ふふふっ。人間的にあり得ないですから。真顔で冗談言わないでください。」
笑いながら答える。
2人で見つめ合って笑う。
車を走らせる前に修哉さんから不意に、手紙を渡された。
「これ、小春の家のポストに入ってた」
「わざわざ様子見に行ってくれたんですか?」
「何か重要な手紙とか届いてたらいけないと思って、ほっといたら小春自分で行きそうだし。」
なんだかいろいろお見通しらしい。
「ありがとうございます。」
素直にお礼をして、見てみると白い封筒が2通あることに気付く。
「これ。元店長からですよね。」
「多分な。中は見てないから」
ぶっきらぼうに言う。
「ちょっと怖いけど…開けてみます。」
気持ちを整え中を見る。
修哉さんが車をお店の前まで運んでくれる。
店前で待っていると、
「ステキな彼氏さんですね。」
会計をしてくれた定員さんが声をかけてきた。
なんで応えていい変わらず、笑って頷く。
「何度かお店に来られていたので覚えていたんですけど、
男の人といつも一緒で近寄り難いオーラがあったんですけど、
あんな優しそうな顔初めて見ました。」
びっくりして、店員さんの顔を見る。
ここにも修哉さんファンが居たのね。
カッコいいし今だってモテてるんだろうなぁ。
「すごく優しい人なんです。」
なんて言うべきか迷って、それだけ言うと、「ご馳走様でした」と頭を下げた。
修哉さんは律儀に傘をさして降りて来て、助手席まで濡れないように誘導してくれる。
「濡れなかった?」
車に乗り込んで聞いてくる。
「大丈夫です。修哉さんの方が濡れてる。」
苦笑いしながらハンカチで頭と肩を拭いてあげる。
「俺は別に丈夫に出来てるからちょっとぐらい濡れても平気だ。」
優しく笑いながら言う。
「私だって大丈夫ですよ。」
「小春は濡れると、溶けて無くなりそうだ」
真面目な顔で言う。
「ふふふっ。人間的にあり得ないですから。真顔で冗談言わないでください。」
笑いながら答える。
2人で見つめ合って笑う。
車を走らせる前に修哉さんから不意に、手紙を渡された。
「これ、小春の家のポストに入ってた」
「わざわざ様子見に行ってくれたんですか?」
「何か重要な手紙とか届いてたらいけないと思って、ほっといたら小春自分で行きそうだし。」
なんだかいろいろお見通しらしい。
「ありがとうございます。」
素直にお礼をして、見てみると白い封筒が2通あることに気付く。
「これ。元店長からですよね。」
「多分な。中は見てないから」
ぶっきらぼうに言う。
「ちょっと怖いけど…開けてみます。」
気持ちを整え中を見る。