君色の空
「それで亜美は泣いたのか?

全て自分のせいだと?」

「うん…」

「バカじゃないのか?」

「え…」

バカ…


「…亜美が全部悪いんじゃないだろう?!

悪いのは振られた事を逆恨みして

それが俺達への殺意にならしたあの幼馴染み本人だ。

亜美はちゃんと悩んで答えを出したんだろう?」

私はこくりとうなづいた。

「だったらそれでいいじゃないか。

亜美が悔やむところなんてどこにもない。

亜美が泣くようなことはない。

亜美が俺と別れることもない…いいな?」

「うん…」


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