君色の空
……正直言って辛かった…




蓮の事、本当は好きだった…




失いかけて分かるなんて…




「俺は………


俺には、麗香がおるから。


でも、ずっと、亜美の事が頭から離れんかった。


…今日かて、本間は亜美の家なんかこうへんつもりやった…けど、体が勝手にここに着いてた。



…自分でもどうしたらええんかわからへんねん!!



…ちゃうな…もう…気づいてたんやでな…




亜美の言葉を聞いて…ようやく気付かされた…




俺は、麗香よりも…





亜美を愛してる…




俺の弟が守った命なんや…今度は俺が…




俺の、生涯の命と時間を、亜美に…



捧げよ思う…」



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