君色の空
分かるで…



愛するっちゅーことが…どんだけ尊いことかってこと。


…亜美、お前が気付かせてくれたんや…



亜美……亜美……



ほんまは俺かて離れたないねん…


亜美が命がけで産む子供と亜美と俺の


3人で、幸せに過ごしたいねん…


亜美の、涙をこの俺が隣で拭いたいねん…。



でも…無理やってことくらい…俺かて分かっとる…



やけど、少ない希(のぞみ)に少ない可能性に…



賭けてしまうのは…俺が、弱いからやろか…。



明日死ぬわけとちゃうのに…何しんきくさい事考えてんや…俺。



「…っ…俺…もっと亜美と一緒におりたいんや…



なぁ、亜美のお母さん…



亜美と、一緒におることは、許されへんことなんか…?

俺が、亜美の傍におったら…


それだけで、罪なことなんか…?


教えてくれ・・・教えてくれよ…っうあぁっ…」



俺は…いつの間にか、泣いてた…。


いや、話す前から、泣いてたと思う…





…俺は、死んでも、亜美を護り抜く…




そう、決意した…18の冬、俺は亜美を想い…



泣いた…。
(17で高2なので、千秋よりも1歳上ですから千秋が亡くなり1年経過していますので…18ということになります※千秋は享年17歳で亡くなったので※)





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