君色の空

記憶というノート

「ねぇ、君………いや、…亜美さんは…


恋人はいるんですか？」

僕がそう彼女、亜美さんに聞くと


彼女は……



「いたけど、別れちゃった。」と悲しげな表情で

言った。


…僕は無性に腹が立った…


亜美さんにこんな顔をさせている、男に腹がたった。




…なぜだろう…



けれど、亜美さんにはいつも笑っていてほしくて。

いつも、傍で笑っていてほしくて。


泣いてる亜美さんはみたくなくて……





ただ、亜美さんを………



僕が守りたいって思った………。



僕なら泣かせない……


亜美さんを、泣かせたりしないのに。