君色の空
――亜美――


…はあ…



何か、もう…最悪…


蓮の前で大なきしちゃうし…。



今は、病院の近くの公園のブランコに乗っている。


あれ…?


何か、入口から誰か急いで入ってくる…


?!


こっちに向って…走ってくる?!



私は思わず目を瞑った。



「亜美っ…!」


大好きな人の声がして…


恐る恐る目を開けてみると…


「蓮…何で…」


「お前…足早すぎっ……」


そう言って、地面に座り込む、蓮の姿が映った。






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