君色の空
「蓮っ…重い……」


「あ!!ご、ごめん!!」

蓮はそう言って、私の上からどいてくれた。


「…蓮、記憶戻ってないんでしょ…?」


私はまたブランコに座って蓮も隣のブランコに座った

そして私がそう話を切り出した。


「ああ。…けど、記憶戻るかもしんねーし…


俺…気づいたんだ…亜美の手を離したくないって…



ずっと、亜美を守っていきたいって…。」



蓮……



記憶を失くして、辛い筈なのに…


どうしてあなたは、私の事まで考えてくれるの…?





…蓮…



やっぱり…私蓮の事…


「好きだよ…蓮…」


「………良かった………」



蓮は、そう言って、涙を流した…

「蓮、泣かないでよ~!」


「亜美だって泣いてただろ!」

「そりゃそうだけどー…」

そんなことを言いながら、私達は2度目の交際をスタートした


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