君色の空
はぁ…あの先生一度話しだすと2時間3時間はすぐに来る―――…


ガラガラ――…


教室の扉を開ける――…

「ごきげんよう」

その一言から始まる朝――…

最近困ったことがある。

私は男には好かれない(自覚なし)が
女には好かれる方で――………


「花園さんっ!ごきげんよう!」

「見ましたわ!!とても素晴らしくて!!」

「あぁ…ありがとうね」

昨日の晩もメールが来て――…

それも150件近いメールが携帯にPCに来ていた。


はぁ…

人気になりすぎてもダメね。

というか女優業を始める前からかしら――…

人気があったのは。

「あっ!花園さんっ!!少し分らないことがあって――…」

「ええ、どこかしら?」

「ここなのですがー…教えてもらえないでしょうか…?」

「構わないわよ、でももうすぐ転校するのよ私。」

『えええええええええええ?!!!!!!!!!!』


「そんな!!どうしてですかっ!!!」

一斉に詰めかける女女女のひとだかり――…

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