死にたがりな君と僕。
僕を蹴っていた人間達の動きが止まる。



ゆっくりと顔を上げると、目の前に1人の女子が立っていた。



腰まで伸びる黒髪は風に吹かれ、



少し短めのスカートはひらひらと揺れ、
綺麗な腿を隠そうとしている。



そこにいたのは、桜井 紫央。




口癖が「死にたい。」で有名な美少女だった。
< 5 / 10 >

この作品をシェア

pagetop