死にたがりな君と僕。
「こっち。」


手を引かれた僕は美少女のなすがままに引っ張られていく。



着いた場所は屋上。



「なんで、ここ?」



「ねぇ、私と一緒に死なない?」



そう言って笑った彼女はとても美しくて。



「いいよ。」


僕は悩む間も無くそう答えた。



「そっか。じゃあ、明日のお昼にここ集合ね。そしたら一緒に死のうよ。」


「分かった。」
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