死にたがりな君と僕。
次の日の昼休み、僕は約束した屋上に行くと、そこに彼女はいた。


「はやいね。」


僕がそう言うと、


「君だって。」


彼女にそう返される。



2人は揃ってしまった。それならやることはひとつだ。


「じゃあ、死のうよ。」


「まだ、だめ。明日も来て。明日も来たら、一緒に死のう?」



そう言ったのに、何日来ても、彼女は同じことしか言わなかった。
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