空を跳ぶ足
とある昼下がり。
開け放した窓からはぽかぽかした日差しと、木々の葉が風に揺れるさわさわとした心地良い音が入ってくる。
窓辺の風を取り入れたソファーは、読もうとしているスマホの小説が頭に入ってこないほど快適。
このまま夢のなかに行ったら、さぞ素敵な夢がみれそう………
「ちょっと史織!くーちゃんを散歩に連れて行きなさいよ!」
ぱたぱたとスリッパの音がして、お腹に温かい物が乗っかる。ハッハッとなま温かい息が吹き掛けられ、ペロリと頬っぺたを舐められる。
「ひゃっ、なんでくーを乗っけるの!顔洗わなくちゃじゃない」
文句を言いつつも、可愛いチワワなので、飛び起きて体をわしわし撫でてやる。
「普段、散歩してないんだから休みの時くらいくーを連れて行ってあげなさいよね!」
「なによぅ。1人で散歩するのが淋しいからってくーを飼ってるのに、私も連れてくこともないんじゃない?」
開け放した窓からはぽかぽかした日差しと、木々の葉が風に揺れるさわさわとした心地良い音が入ってくる。
窓辺の風を取り入れたソファーは、読もうとしているスマホの小説が頭に入ってこないほど快適。
このまま夢のなかに行ったら、さぞ素敵な夢がみれそう………
「ちょっと史織!くーちゃんを散歩に連れて行きなさいよ!」
ぱたぱたとスリッパの音がして、お腹に温かい物が乗っかる。ハッハッとなま温かい息が吹き掛けられ、ペロリと頬っぺたを舐められる。
「ひゃっ、なんでくーを乗っけるの!顔洗わなくちゃじゃない」
文句を言いつつも、可愛いチワワなので、飛び起きて体をわしわし撫でてやる。
「普段、散歩してないんだから休みの時くらいくーを連れて行ってあげなさいよね!」
「なによぅ。1人で散歩するのが淋しいからってくーを飼ってるのに、私も連れてくこともないんじゃない?」
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