空を跳ぶ足
「………足」
「んー。メンテも兼ねて調整して貰うつもりなんですよ」
「義肢装具士をやってます。いきなり足取ったら驚きますよね」
頭をかいた北崎さんが、ぺこりと頭を下げる。
「足との結合部分に痛みや違和感がないかな」
「そこはへーき。それよか試作してるパラ用の装具見せてよ」
片足の美女と、その片足を持った男は違和感ありありなのに普通に会話をしている。
会話に入ることも出来ないし、帰るタイミングを逃してぽかんと口を開けた私は、いったいどうしたらいいわけ?
「そっちはまだ材質のほうも検討してるから」
「いいから、いいから。北っち早く行こう。お姉さん、ここまでありがとう」
ぴょんぴょん、と片足で跳ねて彼女は北崎さんの腕につかまった。服の上からでもわかる、柔らかな胸を腕に押し付けて。
「すみません、未奈が迷惑をお掛けしたようで」
困ったように笑いながら北崎さんが未奈ちゃんをエスコートする。困ってるふりして、デレデレしてるくせに!
「んー。メンテも兼ねて調整して貰うつもりなんですよ」
「義肢装具士をやってます。いきなり足取ったら驚きますよね」
頭をかいた北崎さんが、ぺこりと頭を下げる。
「足との結合部分に痛みや違和感がないかな」
「そこはへーき。それよか試作してるパラ用の装具見せてよ」
片足の美女と、その片足を持った男は違和感ありありなのに普通に会話をしている。
会話に入ることも出来ないし、帰るタイミングを逃してぽかんと口を開けた私は、いったいどうしたらいいわけ?
「そっちはまだ材質のほうも検討してるから」
「いいから、いいから。北っち早く行こう。お姉さん、ここまでありがとう」
ぴょんぴょん、と片足で跳ねて彼女は北崎さんの腕につかまった。服の上からでもわかる、柔らかな胸を腕に押し付けて。
「すみません、未奈が迷惑をお掛けしたようで」
困ったように笑いながら北崎さんが未奈ちゃんをエスコートする。困ってるふりして、デレデレしてるくせに!