「好き」とは絶対言いません!
お菓子の量が妙に多いため、麦がここに居座ろうとしているのは明白だ。そして、麦は夕方になるまで帰らないため、花枝は諦めてキッチンへと向かう。
「花枝ちゃん、このドラマ見てるんだ。俺も見てるんだよ!これ、すっごく面白いよね」
はしゃぐ麦に適当に返事を返しつつ、花枝はお客さんに出すためのティーカップや湯呑みが入っている棚のドアを開ける。そこで、野いちごの柄が描かれた可愛らしいティーカップがなくなっていることに気付く。
「あれ?ここにしまっておいたはずなのに……」
他の場所に間違えて入れてしまったのかと花枝は他の棚を探すも、ティーカップは出てこない。花枝が首を傾げていると、麦が「どうしたの?」と言いながら花枝の隣に並ぶ。
「麦、ティーカップ知らない?野いちごの柄のやつ」
「あの可愛いやつだよね?知らないよ〜」
食器棚を全て探したのだが、ティーカップは見つからなかった。家に呼んだ友達にも確認したのだが、ティーカップは誰も持っていなかった。
「花枝ちゃん、このドラマ見てるんだ。俺も見てるんだよ!これ、すっごく面白いよね」
はしゃぐ麦に適当に返事を返しつつ、花枝はお客さんに出すためのティーカップや湯呑みが入っている棚のドアを開ける。そこで、野いちごの柄が描かれた可愛らしいティーカップがなくなっていることに気付く。
「あれ?ここにしまっておいたはずなのに……」
他の場所に間違えて入れてしまったのかと花枝は他の棚を探すも、ティーカップは出てこない。花枝が首を傾げていると、麦が「どうしたの?」と言いながら花枝の隣に並ぶ。
「麦、ティーカップ知らない?野いちごの柄のやつ」
「あの可愛いやつだよね?知らないよ〜」
食器棚を全て探したのだが、ティーカップは見つからなかった。家に呼んだ友達にも確認したのだが、ティーカップは誰も持っていなかった。