もう、キスだけじゃ足んない。
あとがき
みなさん、こんにちは!
干支六夏です!
「もう、キスだけじゃ足んない。」ここまで読んでくださり、本当にありがとうございました!
「むり、とまんない。」の続編ということで書き始めたのですが、元々1作ものにしようと考えていたので、完結した当初は続編を書くつもりはありませんでした。
ですが思っていた以上にたくさんの方から続編希望のお声をいただき、今作を書くことに決めました!
結末については、驚いた方も、もしかしたら、え?そんな終わり方なの?という方もおられるかと思います。
当初は胡桃も芸能界デビューして、桃華と一緒に双子のモデルとして活躍させるか、女優さんとしてデビューさせようかなーと思っていました。
そう考えたとき、胡桃が芸能界デビュー……?遥が許すか……?そう思いまして笑
中学時代、胡桃と離れてしまったことでめちゃくちゃ荒れまくった遥です。
声が聞けない、目が合わない、自分の名前を呼ばれないだけでなく、なんせ胡桃がいないと息もできないらしい遥なので笑
大好きな胡桃と離れること、寂しい思いをさせていることが遥にとって一番つらいことで、付き合い始めてからもそれは変わらず、むしろますます加速していったように書いていて思いました。
ただでさえ今ふたりでいられる時間がない中で、胡桃が芸能界に入ってしまえば尚更だと思います。
本編でも書きましたが、遥はもう前作の時点で、仕事を始めた目的(胡桃を振り向かせること)を達成していて、今はもう胡桃との時間がないことがきつく、寂しい思いをさせているということも含めて、限界だったと思います。
ふたりでいられる時間を何より求めているふたりが、芸能界でお互い支え合って活躍していく。遥が仕事をこれからも続けて、今のふたりでの時間が取れない生活を継続する。そんな選択を今のふたりは絶対にしないと思ったので、引退してふつうの高校生になるという結末にしました。
遥の中では今も昔も、必ず胡桃が一番なので。
それに独占欲つよつよの遥なので、そもそも他の男の子と近づくようなことを、胡桃には絶対にさせないと思います(´▽`*)
また、最後にまたもや遥の心の声が聞こえるようになってしまった設定、については、もう完全に私の自己満です。
今回胡桃にはたくさんつらい思いをさせてしまって、いっぱい泣かせてしまって、作者として非常に胸が痛く、、
なのでこれからは泣いた分以上に、遥の甘々な心の声を聞いて、いっぱいドキドキして、溺愛されてほしいなーと思ったからです。
遥が胡桃の心の声が聞こえることはこの先一生なく、逆に胡桃は一生遥にデロデロに甘やかされててほしいなという私の願いです。
長くなってしまいましたが、ここまでふたりを見守っていただき、本当にありがとうございました!遥と胡桃、ふたりを書くことができて本当に楽しかったです。
ふたりの恋はこれにて完結です!
「むり、とまんない。」から引き続き、今作も読んでくださった皆さま。
前作から応援、たくさんの感想をくださった皆さま。
皆さまのおかげで、前作を書籍として出版することができ、続編も無事ここまで完走することができました。
本当に、本当にありがとうございました!
サイトで書くことはもうないとは思いますが、何か番外編などリクエストあれば、Twitterのプライベッターにて書こうかなと思います。何か書いてほしいシチュなどあればいつでも教えていただけたらうれしいです!
最後に、皆さまに、最大級の愛と感謝を込めて🌸
2022.11.8 干支 六夏