もう、キスだけじゃ足んない。
夏、とける氷と交わる熱
***
「あーーーー」
「宇宙人?」
それから無事(?)家に帰って、おばあちゃんの作ってくれたごはんを食べて、お風呂に入ったはいいものの。
「あついね……」
「ま、仕方ないよな」
チリンチリンと夏の風物詩である、風鈴と。
虫の音が聞こえる縁側でふたり、扇風機にあたる。
どうやら今日は熱帯夜らしい。
でも最悪なことに、ちょうど客間のエアコンが壊れちゃって、扇風機しかなくて。
「遥くん、ほんとうにごめんなさいね。
遊びに来てくれたお客さんに申し訳ないわ」
「ぜんぜん大丈夫ですよ。
仕事で炎天下の中何時間も外にいなくちゃいけないこととかザラで、慣れてるので」
「でも……」
「扇風機あるだけで十分です。
むしろ気使わせちゃって、すみません」
「っ〜〜、なんていい子なの……!
もう毎週遊びにきて!」
「なにいってるの、おばあちゃん……」
「あーーーー」
「宇宙人?」
それから無事(?)家に帰って、おばあちゃんの作ってくれたごはんを食べて、お風呂に入ったはいいものの。
「あついね……」
「ま、仕方ないよな」
チリンチリンと夏の風物詩である、風鈴と。
虫の音が聞こえる縁側でふたり、扇風機にあたる。
どうやら今日は熱帯夜らしい。
でも最悪なことに、ちょうど客間のエアコンが壊れちゃって、扇風機しかなくて。
「遥くん、ほんとうにごめんなさいね。
遊びに来てくれたお客さんに申し訳ないわ」
「ぜんぜん大丈夫ですよ。
仕事で炎天下の中何時間も外にいなくちゃいけないこととかザラで、慣れてるので」
「でも……」
「扇風機あるだけで十分です。
むしろ気使わせちゃって、すみません」
「っ〜〜、なんていい子なの……!
もう毎週遊びにきて!」
「なにいってるの、おばあちゃん……」