最愛ベビーを宿したら、財閥御曹司に激しい独占欲で娶られました
耐えきれず「あっ――」と声を上げると、「変わらないな陽芽は」と切なげな顔をする。

「……志遠さんも変わりません。こういうときだけ、ちょっといじわる……」

「そうか? あの日は、丁寧に、大切に扱ったつもりだったんだが」

「『あの日は』って……じゃあ、今は?」

「もっと深くむさぼりたいと思っている」

そう不穏なことを宣言して、私の唇にキスを落としながら指先で快感を紡ぐ。

塞がれた唇の隙間から、「ふ……んっ……」と空気が抜ける。

「本当に陽芽は変わらない。その初々しい表情も、初めてのときのままだ」

志遠さんが今度は大きく胸を開き、顔をうずめた。唇の感触がして、体がひくひくと勝手に引きつる。

「かわいいよ。それから美しい。あれから一年以上経ったのに、君はまだ清純無垢なままだ」

彼の指先が下の方へと滑っていく。お腹をたどり、ショートパンツの中に潜り込んで、抗う間もなく敏感な場所をつついた。

「きゃあっ――」

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