最愛ベビーを宿したら、財閥御曹司に激しい独占欲で娶られました
二杯目は彼と同じエールビールを頼んだ。母もかつて、これを飲んでいたのだと思うと、同じ感覚を味わえてうれしい。
「明日ならどこへでも付き合える。行きたい場所はあるか?」
そう尋ねられた私は、ポケットからおずおずとメモの切れ端を出して、志遠さんに渡す。
「昔、両親が住んでいたアパートメントの住所です。帰ってきたショルダーバッグのサイドポケットに残っていました。ここに行ってみたくて」
自分でも調べてみたのだが、ロンドン中心部から北西にある場所で、志遠さんの家からもそう遠くない。
「今は別の人が住んでいるでしょうし、外から眺めるだけでいいです。どんな場所に住んでいたのか知りたくて」
「わかった。行ってみよう」
翌日の目的地が決まる。私たちはビールとともに軽食を楽しんだあと、再び車を呼んで帰宅した。
シャワーを浴びてひと息ついた私は、志遠さんに買ってもらったふわふわのガウンを羽織った。
バスローブらしいのだが、素肌に着るのは気が引けるので、下にキャミソールとショートパンツを履いている。
彼もシャワーを浴び終え、シャツと緩めのスラックスに身を包みリビングのソファに座った。
「明日ならどこへでも付き合える。行きたい場所はあるか?」
そう尋ねられた私は、ポケットからおずおずとメモの切れ端を出して、志遠さんに渡す。
「昔、両親が住んでいたアパートメントの住所です。帰ってきたショルダーバッグのサイドポケットに残っていました。ここに行ってみたくて」
自分でも調べてみたのだが、ロンドン中心部から北西にある場所で、志遠さんの家からもそう遠くない。
「今は別の人が住んでいるでしょうし、外から眺めるだけでいいです。どんな場所に住んでいたのか知りたくて」
「わかった。行ってみよう」
翌日の目的地が決まる。私たちはビールとともに軽食を楽しんだあと、再び車を呼んで帰宅した。
シャワーを浴びてひと息ついた私は、志遠さんに買ってもらったふわふわのガウンを羽織った。
バスローブらしいのだが、素肌に着るのは気が引けるので、下にキャミソールとショートパンツを履いている。
彼もシャワーを浴び終え、シャツと緩めのスラックスに身を包みリビングのソファに座った。