迷彩服の恋人
*“森下技術曹”
「あっ、本当!?じゃあ〝都ちゃん〟で。…はは。ありがとう、照れるな。でも、それ…土岐に言ってあげて。そっか、都ちゃんも制服好きなんだね。しかも【迷彩服】じゃなくて【戦闘服】って呼んでるあたり…もう自衛隊に馴染んでるよね。〝極めたい体質〟って本当だったんだ。……それはそうと、早くない?今年は都ちゃんも一緒なんだし、10時からにしたら良かったのに。」
「ちゃんとOKもらってるわよ、失礼ねー!確かに駐屯地祭自体は10時からだけど、今日は9時から開放でしょ?良いじゃない。それに準備も含めてイベントでしょうが!……えっ、都ちゃんも〝制服男子〟好きなの?初耳なんだけど。」
「先輩が『隼人といたい』というので来ました!」って言いたいけど、言えない…ふふっ。
「先輩、分かります。準備も含めてイベントですよね!… 引かれるので言ってませんでしたけど、私の場合は男性限定じゃなく〝男女問わず制服を着てる人〟が好きです。〝レイヤー〟…あ、〝コスプレイヤー好き〟なので。まぁ、皆さんの場合はコスプレじゃなく本物ですけど。」
そしたら、2人に「じゃあ今日はいっぱい撮っちゃえば?」なんて言われる。
「…で、土岐くんは?」
「10時までは事務所番だ。10時からは、午後の総合火力演習のための車両整備に入るけど。」
「あら、ラッキーね!今なら少し落ち着いて話せるかも…。顔出してこよ、都ちゃん。」
「あっ、先輩待って下さーい。」
若干、先輩に引きずられるように手を引かれながら…私は建物内に入っていく。
「とーきっくん!やっほー!都ちゃん連れて来たよ。」
「あっ、桧原さん。毎年ありがとうございます。望月さん、ようこそ。来て下さってありがとうございます。やっと会えました…。…先日といい、初対面の時といい、本当に申し訳ありませんでした。望月さんとのBlu-ray鑑賞会、早く実施しないとですね!」
やばい、土岐さんの戦闘服姿…カッコイイ!
しかも、私の好きな柔らかい笑顔で迎えられたら…きゅん死するんですけどー!
「望月さん?」
「あっ、ごめんなさい。ちょっとボーッとしちゃって。…いえ、勤務だったんですから気にしないで下さい。次の機会にぜひやりましょう!」
「もう、やだ〜。都ちゃんったらかわいい。土岐くんの戦闘服姿…見惚れてたでしょー。」
「え?」
「わー!結花先輩っ!言わないで下さーい!…ご、ごめんなさい。土岐さん!私、実は…朝香先輩より制服好きなんです…。」
わー。つい言っちゃった…。どうしよう!土岐さん引いたかな…。
「ちゃんとOKもらってるわよ、失礼ねー!確かに駐屯地祭自体は10時からだけど、今日は9時から開放でしょ?良いじゃない。それに準備も含めてイベントでしょうが!……えっ、都ちゃんも〝制服男子〟好きなの?初耳なんだけど。」
「先輩が『隼人といたい』というので来ました!」って言いたいけど、言えない…ふふっ。
「先輩、分かります。準備も含めてイベントですよね!… 引かれるので言ってませんでしたけど、私の場合は男性限定じゃなく〝男女問わず制服を着てる人〟が好きです。〝レイヤー〟…あ、〝コスプレイヤー好き〟なので。まぁ、皆さんの場合はコスプレじゃなく本物ですけど。」
そしたら、2人に「じゃあ今日はいっぱい撮っちゃえば?」なんて言われる。
「…で、土岐くんは?」
「10時までは事務所番だ。10時からは、午後の総合火力演習のための車両整備に入るけど。」
「あら、ラッキーね!今なら少し落ち着いて話せるかも…。顔出してこよ、都ちゃん。」
「あっ、先輩待って下さーい。」
若干、先輩に引きずられるように手を引かれながら…私は建物内に入っていく。
「とーきっくん!やっほー!都ちゃん連れて来たよ。」
「あっ、桧原さん。毎年ありがとうございます。望月さん、ようこそ。来て下さってありがとうございます。やっと会えました…。…先日といい、初対面の時といい、本当に申し訳ありませんでした。望月さんとのBlu-ray鑑賞会、早く実施しないとですね!」
やばい、土岐さんの戦闘服姿…カッコイイ!
しかも、私の好きな柔らかい笑顔で迎えられたら…きゅん死するんですけどー!
「望月さん?」
「あっ、ごめんなさい。ちょっとボーッとしちゃって。…いえ、勤務だったんですから気にしないで下さい。次の機会にぜひやりましょう!」
「もう、やだ〜。都ちゃんったらかわいい。土岐くんの戦闘服姿…見惚れてたでしょー。」
「え?」
「わー!結花先輩っ!言わないで下さーい!…ご、ごめんなさい。土岐さん!私、実は…朝香先輩より制服好きなんです…。」
わー。つい言っちゃった…。どうしよう!土岐さん引いたかな…。