迷彩服の恋人
「あっ、結花さん…お久しぶりです！」
「えぇー！志貴さんの彼女さん、美人すぎません？」
男性陣は、まず結花先輩に反応した。
「麻生。お前、相変わらず馴れ馴れしいな！気安く『結花さん』なんて呼ぶんじゃねぇ。…おっ、中崎。いいね！分かってんじゃん！」
会話がひと段落したところで、〝結花先輩の彼氏さん〟もとい…志貴 隼人さんは、私達も座るよう声を掛けてくれた。
「そういえば…。男性陣の人数足りてない…。宮原くん遅れてるの？」
「宮原、＂外禁＂くらってさ…代わりに土岐が来るんだけど、課業終わりに＂上＂に捕まってたな。」
「宮原くん、＂外禁＂になったの？何したのよ。……えっ、土岐くんが来るの？珍しいわね。こういう場、苦手だって言ってたのに。」
＂ガイキン＂って…＂外回り＂の＂外勤＂かな？
「俺と結花の〝顔〟を立ててくれたんだよ。『志貴さんと桧原さんの顔は潰せない。』って。」
「あら、律儀。さすが土岐くんね。」
「うーん、ダメだ！今回の皆さんの職業は何かを考えてたんですけど…全然分からないです…。」
朝香先輩、直球すぎないですか？
結花先輩、先輩の気持ち…今すごく分かりました。
〝彼氏さん〟の前で、この微妙な空気は嫌ですよね…。
「ちょっと、巴！まだ我慢しててよ…エンジンかけるの早すぎ。」
「えー！だって気になるし…。」なんて不服を漏らしている朝香先輩と〝若手２人〟…。
……はぁ。どうするんですか、この空気！
「志貴さん、麻生さん、中崎さんと…。」
「古川です！」
「あっ、〝古川さん〟ですね…ありがとうございます、お名前。覚えますね。…あのっ！何か注文しませんか？…私達の到着、お待ち頂いたんですよね？お待たせしてすみませんでした。」
「え？」
やばい…。唐突に切り出しちゃったから、男性陣…固まってるのかも！
結花せんぱーい、助けて下さーい！
「都ちゃんさすがね……。男性陣の名前…一発で覚えてるし、４人が反応したのは…謝罪とか注文とか気遣いの部分よ。」
志貴さん達が頷いてくれてる！ よかった！
「…そうですね。何か頼みましょう。それより結花…。〝彼女〟が〝望月 都さん〟なんだ？」
「そうね、〝彼女〟よ。」
「結花が、嬉しそうに…よくあなたの話をしてくれるんですよ。とても頼りにしている〝かわいい後輩〟がいるって…。」
「えぇー！志貴さんの彼女さん、美人すぎません？」
男性陣は、まず結花先輩に反応した。
「麻生。お前、相変わらず馴れ馴れしいな！気安く『結花さん』なんて呼ぶんじゃねぇ。…おっ、中崎。いいね！分かってんじゃん！」
会話がひと段落したところで、〝結花先輩の彼氏さん〟もとい…志貴 隼人さんは、私達も座るよう声を掛けてくれた。
「そういえば…。男性陣の人数足りてない…。宮原くん遅れてるの？」
「宮原、＂外禁＂くらってさ…代わりに土岐が来るんだけど、課業終わりに＂上＂に捕まってたな。」
「宮原くん、＂外禁＂になったの？何したのよ。……えっ、土岐くんが来るの？珍しいわね。こういう場、苦手だって言ってたのに。」
＂ガイキン＂って…＂外回り＂の＂外勤＂かな？
「俺と結花の〝顔〟を立ててくれたんだよ。『志貴さんと桧原さんの顔は潰せない。』って。」
「あら、律儀。さすが土岐くんね。」
「うーん、ダメだ！今回の皆さんの職業は何かを考えてたんですけど…全然分からないです…。」
朝香先輩、直球すぎないですか？
結花先輩、先輩の気持ち…今すごく分かりました。
〝彼氏さん〟の前で、この微妙な空気は嫌ですよね…。
「ちょっと、巴！まだ我慢しててよ…エンジンかけるの早すぎ。」
「えー！だって気になるし…。」なんて不服を漏らしている朝香先輩と〝若手２人〟…。
……はぁ。どうするんですか、この空気！
「志貴さん、麻生さん、中崎さんと…。」
「古川です！」
「あっ、〝古川さん〟ですね…ありがとうございます、お名前。覚えますね。…あのっ！何か注文しませんか？…私達の到着、お待ち頂いたんですよね？お待たせしてすみませんでした。」
「え？」
やばい…。唐突に切り出しちゃったから、男性陣…固まってるのかも！
結花せんぱーい、助けて下さーい！
「都ちゃんさすがね……。男性陣の名前…一発で覚えてるし、４人が反応したのは…謝罪とか注文とか気遣いの部分よ。」
志貴さん達が頷いてくれてる！ よかった！
「…そうですね。何か頼みましょう。それより結花…。〝彼女〟が〝望月 都さん〟なんだ？」
「そうね、〝彼女〟よ。」
「結花が、嬉しそうに…よくあなたの話をしてくれるんですよ。とても頼りにしている〝かわいい後輩〟がいるって…。」
