アゲハ蝶は、クローバーを一人占めしたい
「え…?」
「揚羽が、お前を怖がらせると思うか?
残忍な所を見せると思うか?
揚羽はいつだって、四葉を想い誰よりも愛して大切に守ってきた。
揚羽がこの先、ヤクザの組長になってもそれは変わらない。
揚羽はそうゆう男だ。
四葉はただ、揚羽の愛を信じて飛び込んでくればいいだけ。
お前に足りないのは、揚羽を信じることだけだ!」
「毅蝶おじ様……」
四葉は、ネックレスを握りしめた。
そして目を一度瞑り、開けて四門と葉月に向き直った。
「お父様、お母様。
私は、揚羽くんが好きです!
昔からずっと、揚羽くんだけが好きです。
揚羽くんの所へ行かせてください」
「…………反対した所で、どうせ揚羽が拐いに来るんだろ?
毅蝶が恵実を拐ったように」
四門がため息交じりに言った。
「四葉。
これから、辛く苦しいことばかりよ。
貴女が思ってるような綺麗な世界じゃないわ。
それでも………って、もう覚悟を決めてる顔してるわね」
葉月が頬に触れ、少し微笑んだ。
「鳳雅くん。
今まで、傷つけてばかりでごめんなさい。
ありがとう!」
「ほんとだぞ!バカ四葉!」
「うん、ごめんね…!」
そして四葉は、揚羽の所へ向かう。
「揚羽くん」
「ん?」
「私は、揚羽くんが好きです」
「うん。僕も大好きだよ」
「今更だけど、私は揚羽くんを受け入れます!」
揚羽が四葉の頬に触れる。
ゆっくり撫でると、四葉は嬉しそうにすり寄せた。
「じゃあ、今から……拐っていい?」
「………はい!!」
四葉が微笑むと、揚羽は四葉を抱き上げた。
そして、みんなに頭を下げ部屋を出ていったのだった。
「━━━━━ほんっと、世話の焼ける幼馴染み(笑)」
鳳雅が笑い、酒を飲んだ。
「だな!鳳雅は、ほんっといい男だな(笑)!
俺に似て!」
琥蝶が笑う。
「でも、損するのよねー(笑)」
弥子も笑い、鳳雅の肩をバンバン叩いた。
「いてぇよ。
つか、うるせーよ!」
「いい女、紹介してやろうか?鳳雅」
毅蝶が言った。
「今はいい!恋はこりごり……(笑)」
「揚羽が、お前を怖がらせると思うか?
残忍な所を見せると思うか?
揚羽はいつだって、四葉を想い誰よりも愛して大切に守ってきた。
揚羽がこの先、ヤクザの組長になってもそれは変わらない。
揚羽はそうゆう男だ。
四葉はただ、揚羽の愛を信じて飛び込んでくればいいだけ。
お前に足りないのは、揚羽を信じることだけだ!」
「毅蝶おじ様……」
四葉は、ネックレスを握りしめた。
そして目を一度瞑り、開けて四門と葉月に向き直った。
「お父様、お母様。
私は、揚羽くんが好きです!
昔からずっと、揚羽くんだけが好きです。
揚羽くんの所へ行かせてください」
「…………反対した所で、どうせ揚羽が拐いに来るんだろ?
毅蝶が恵実を拐ったように」
四門がため息交じりに言った。
「四葉。
これから、辛く苦しいことばかりよ。
貴女が思ってるような綺麗な世界じゃないわ。
それでも………って、もう覚悟を決めてる顔してるわね」
葉月が頬に触れ、少し微笑んだ。
「鳳雅くん。
今まで、傷つけてばかりでごめんなさい。
ありがとう!」
「ほんとだぞ!バカ四葉!」
「うん、ごめんね…!」
そして四葉は、揚羽の所へ向かう。
「揚羽くん」
「ん?」
「私は、揚羽くんが好きです」
「うん。僕も大好きだよ」
「今更だけど、私は揚羽くんを受け入れます!」
揚羽が四葉の頬に触れる。
ゆっくり撫でると、四葉は嬉しそうにすり寄せた。
「じゃあ、今から……拐っていい?」
「………はい!!」
四葉が微笑むと、揚羽は四葉を抱き上げた。
そして、みんなに頭を下げ部屋を出ていったのだった。
「━━━━━ほんっと、世話の焼ける幼馴染み(笑)」
鳳雅が笑い、酒を飲んだ。
「だな!鳳雅は、ほんっといい男だな(笑)!
俺に似て!」
琥蝶が笑う。
「でも、損するのよねー(笑)」
弥子も笑い、鳳雅の肩をバンバン叩いた。
「いてぇよ。
つか、うるせーよ!」
「いい女、紹介してやろうか?鳳雅」
毅蝶が言った。
「今はいい!恋はこりごり……(笑)」