余命1ヶ月の僕が君と最後にすること
―――病院―――

「あの、先生」

「どうした?」

「…僕の寿命が延びる可能性はあるんでしょうか?」

「最近体調が良いようだけど、残念ながら君の寿命が延びる可能性は0.1%以下だ。」

分かってはいたけど、正直辛かった。

最近体調は良かったし、もしかしたら快復したり、寿命が2ヶ月ぐらい延びたりしないかな?

なんて淡い期待をしていた自分が馬鹿みたいだった。

今日は土曜日。八重さんにも会えなかったし、嫌な気分になってばかりだ。

そうだ、明日も休日だから八重さんに会いに行こうか。

いや、気持ち悪いと思われるか?

…ええい!当たって砕けろだ!

連絡先は知らないから大学に行って会えたらデートに誘ってみよう

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